占い館所属鑑定士とユーザー、どちらも経験した私が感じること
今回は、私にしてはちょっぴり難しいテーマを選んで書いています(笑)
というのも、私自身が占い鑑定士とユーザー、そのどちらをも経験しているから。
ユーザーが占いに求めるものと、鑑定士がユーザーに伝えたいものとの間には、
実はかなりの開きがあって、中立的な立場から見ても「絶対にこう!」とは言いにくいんですね。
そんな中でも職業柄、特に霊感霊視メインの電話占いについては様々な話を耳にします。
口コミで当たる占い師を探す、というのも気持ちは分かるし、ごく普通のことだとは思うのですが……
この「当たる」という部分が結構くせ者で、占いをまるで予言か何かのように信じてのめり込み、
ドンピシャな答えを求めて占いジプシーを繰り返すようになってしまっては、元も子もありません。
――なので、今日はそのあたりのことを書いてみたいと思います。
霊視で示された未来が全然当たらないのはどうして?
鑑定士のキャリアや資質、ユーザーとの相性によっても変わってくるため、一概には言えませんが
未来が「言われていたのとは違う結果になった」のには、主に次の三点が当てはまると思います。
① 期待していた事柄が、結局その通りにはならなかった。(何事もなかった)
②「ある事柄が起きる時期」をハッキリと聞いていたが、その時期には何も起きなかった。
③ 予測不可能な(びっくりするような)どんでん返しが起こった。
特に、願い通りの未来が占いに示されたとか、期待していることほどそういう傾向が強いようですね。
その理由を過去の体験をふまえて私なりに分析してみましたが、果たして参考になるでしょうか……(笑)
① 「何事もなかった」について
これは私自身も、これまで何人もの先生から指摘されてきたことなのですが、
私はどうやら、念が強い(いわゆる想いの力が強い)らしいのですね。
鑑定士に視える未来は、この「私が描いた(オーラに書き込んだ)未来」の場合があるようです。
そのため夢みたいな願望はほとんど叶わず、はずれた形になるんじゃないかなって気がします。
※逆を言えば、それって「想いが現実を作る」のは本当だということでもありますよね?
自分の作り出したシーンがオーラに記録される=現実化する「場面」がシナリオとして出来上がる、
のであれば当然、人の不幸などを願うと実現した後が大変なので、絶対にやめましょう(笑)
また、あまりに利己的な願望を強く願いすぎると、エネルギーをゆがませる原因になることもあります。
これは未来予測とは少し違うのですが……
たとえば私の場合、目の前にいる方の亡くなったご親族が“乳酸菌飲料”を手に持って現れたのを見て、一瞬「もっと栄養を取ってほしくて、この方に〇クルトを飲ませたいのかな?」なんて思ってしまったんですよね。
でもとりあえずそのままお伝えしたところ、「ああ、それは多分叔母だと思います。給食センターの職員をしていたので、そういうものをいつも扱っていましたから」とのことでした。
霊界に帰った方は、そうやって自分を証明する証拠(エビデンス)を見せてくれることがあります。そのメッセージを正確に受け取るのはなかなか難しく、場合によっては「ご先祖様が〇クルトをお供えしてほしいと言っています」などと伝えてしまうことも、ないとは言い切れません。
それはつまり、見えたものは鑑定士のフィルターを通して言葉になる可能性もある、ということを指しています。ですから、鑑定士の言葉をそのまま鵜呑みにするのはおすすめできません。
② 「起きると言われた時期には何も起きなかった」について
これは①の「何事もなかった」とは違って、時期を大きくはずして実現した場合のことを指します。
どうやら、運命上起きることが決まっている事柄でも、その時期は伸び縮みするみたいですね。
■ 早いパターン(私の場合):
「10月に大きな出来事が起こる」と言われていたのにも関わらず、そのことを考えすぎるあまり、
それより2か月も早い8月に起きてしまいました。これ、完全に自分で引き寄せましたね……(笑)
■ 遅いパターン(私の場合):
「3~4か月後」と聞いていたのに、その時は何事もなく
何と、それから1年半以上も経ってすっかり忘れていた頃に起きました。
(前世からのカルマを解消するために「ある人と出会う運命」だったようなのですが、
出会うためには、お互いに課せられた必要な課題を全部クリアしなければならなかったらしいです)
つまり、定められた運命実現のタイミングは「自分次第で変わる場合がある」ということですね。
参考記事:「同時に切れたふたつの輪」
③ 「予測不可能などんでん返しが起こった」について
これは鑑定士もびっくり、突然降って湧いたように現れる困難や、抜け穴のようなもののこと。
人生って、人にもよるけど「突発的にルートがどんどん書き換わる」みたいなのですね。
特に私の場合はその頻度が甚だしく、たとえばある日突然、職場をクビになってしまったことも……。
私自身も、同僚も、上司でさえもその突然さにびっくりしたこの一件、
ある日を境に突然現れたルートであったため、リアル師匠も電話占いの先生も、もちろん私自身も
誰一人事前に予測できなかったんですよね。
これは私が「自分で設定してきた本来の軌道」を逸れて好きなこと(仕事)ばかりしていたため、
そろそろ本来の軌道に入りなさい、という霊界の指示(計らいごと)だったらしいです。
参考記事(※TRINITY WEBさんに書かせて頂きました):
「人生はまるでRPGゲーム? 100%確定しているゴールなんてない~幸せは自分で切り開こう!」
当たる、当たらないにとらわれることは運気を下げる原因になる?
上記のことをふまえると、完璧な未来予測なんて誰にも不可能だ、ということが言えると思います。
鑑定士によって感じる未来もまちまちで、それが占いの結果を違ったものにしてしまっているのですね。
ですから、当たる・当たらないという評判だけで鑑定士のはしごをするのは全く意味のないことです。
それで意識が高まるのならばいいけれど、逆に不安になって落ち込むことだけは絶対に避けたいところ。
強い不安感って、確実にあなたの波動を弱めてしまいます。
それならばいっそのこと占い断ちをして、流れにまかせて生活する方がよっぽど運気が上がりますよ!
とはいえ、特に苦しい恋に悩む女性にとっては「話を聞いてもらいたい」「胸の内をわかってほしい」
という気持ちになることだって少なくないだろうと思います。
私自身、以前は人の心の虚飾が見えてしまって苦しくなることもしょっちゅうでしたが、
それを話せる人が周囲には誰も見つからず、電話占いの先生にはだいぶお世話になってきました。
その頃教えて頂いたことが、現在この仕事をする上でも大いに役立っています。
ですから使い方を間違えなければ、電話占いはとても良いメンタルコーチになり得るとも思っています。
そのためには、まず「未来を100%予言できる人なんていない」ことをしっかりと念頭に置き、
なるべくバックボーンがしっかりした会社の先生を選んで相談するようにしてくださいね。
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