ふっくらと丸みを帯びたその形、日本で最初のお守りである「勾玉」――
古事記・日本書紀にも登場する三種の神器、そのうちのひとつがこの勾玉であると伝えられています。
今回は、この勾玉を古式に則り伝承し続けている、「株式会社めのや」さんの勾玉アクセサリーをご紹介させて頂きます。お洒落で可愛らしいブレスレット、でもそれだけではない“本物の祈りの形”を、ぜひ多くの方々に知って頂きたいと思います!
古式ゆかしき伝承を受け継ぐ「出雲型勾玉」、その形とは?
勾玉には古来より不思議な力が宿るとされ、厄除け・魔除けなどのために用いられてきました。
いかにも独特なその形は、胎児の形であるとも魂の形であるとも言われ、呪術的なシンボルとして崇拝され続けてきたようです。
確かに「陰陽太極図」のように、光と闇、太陽と月、男性性と女性性、といった森羅万象を表わす二元論的な形にもよく似ていますよね。
さて、この勾玉には、実は二種類の形があるということをご存知でしょうか?
もしお手持ちの石があれば実際に見て頂きたいのですが、尻尾に当たる部分が丸みを帯びたものとシュッと尖ったもの……この二種類の形が存在しています。
▼ ごく一般的に見かける、先端が細くなっているものは「派生した簡易版の勾玉」なのだそう。
▼ 一方、「正当な勾玉の形」というのはこんな感じで先端に丸みを帯びています。
出雲型勾玉は、出雲大社の祭祀を司る役職「出雲国造」新任の際、皇室への出雲の玉献上の儀式に使われる玉にも使用されています。
いずもまがたまの里伝承館では、古式に則り作られる「出雲型勾玉」を全国で唯一継承し、守り続けています。
勾玉を身に着けるということ
現在、勾玉職人は日本全国でもたった5人しかいないのだそうで、その中でも唯一の「玉人」(勾玉を作る職人に与えられる称号)である「株式会社めのや」代表取締役の新宮寛人(しんぐうひろと)氏は、
「縁結びの地・出雲とのつながりを感じつつ、想いを込めて選び、つむぐ、世界に一つだけのオーダーメイドアクセサリーとして勾玉を身に着けて欲しい」ということを仰っています。
「パワーストーンは、持っているからといって幸せになれるというものではない、というのが我々の考えです。頑張っているからこそ、その人の心の支えになる、神様が背中を押してくれるものだと思っています。元々お守りとはそういうものだと思う」
――そんな新宮氏の言葉を聞いて、私も深く頷いてしまいました。その言葉は、そのまま私自身の考えを代弁するものでもあったからです。
こうして占いの世界に携わっていると、「恋を叶えてくれるパワーストーンが知りたい」といった声を耳にすることも少なくないのですが、実際のところ「石が願いを叶えてくれる」ことなどないと、私は思っています。
私たちの持つエネルギーが宇宙の波動と共鳴した結果、願いは達成されるもの。石が願いを叶えてくれるのではなく、そのために波動を整える役目を果たしてくれるのが石、というのが私の考えです。
だからこそ、「117年の歴史を持つ者のプライドとして、石に対して嘘はつけない」という新宮氏の言葉は、真実を語るだけの重みがあると感じました。
叶えたい願いがあるのなら、それに見合うように自分を成長させることが一番大切です。その上で石を身に着けたなら、強力な後押しになるのではないかと思います。
そして勾玉は、そのためのお守りとして最もふさわしい「究極の形を持つアイテム」なのではないでしょうか。
私たちの暮らしに「ご縁」と「彩り」をもたらす勾玉アクセサリー
では、勾玉を身に着けたい場合、どんなアクセサリーがおすすめか?ということですが……
▼ 前述の「めのや」さんが運営するWEBショップ、勾玉アクセサリーの「アナヒータ・スタイル」では、他では手に入れることのできないとっても素敵なブレスレットが販売されています。
スタッフの皆さんの丁寧な仕事ぶり、綺麗な包装に信頼が持てました
今回は、私もめのやさん主催の手作りアクセサリー体験会に出席し、オーダーメイドの勾玉アクセサリーを作って頂きました。あまりの素敵さに大・大感激!使われている紐はワインド・コードと呼ばれるものだそうです。


あっという間に仕上げてしまうので、普段からしっかり作り込んでいる証なのだろうな~と思いました。そして出来上がりもとっても綺麗!本当にうっとりするくらいです。


あなたもこの機会に、神代から続く日本最古のお守り「勾玉」のアクセサリーを身に着けてみてはいかがでしょうか?とっても可愛くておススメですよ!
▼ こちらのWEBショップの方もぜひぜひ、一度覗いてみてくださいね!
アナヒータスタイル