電話占いのサイトを見ると、先生方の使用占術に「霊感霊視」「透視」などと書いてあるのが目に入りますよね。
同じ“視”という文字が付いているので、何らかの方法で「見えないものを視る」ことだというのは分かるけれど、じゃあその違いって何だろう……なんて思うことはありませんか？
実は霊視と透視、どちらが得意な先生かによって得られる鑑定内容に違いが出てくることがあるんです。
この記事では、私自身が日頃から感じている霊視と透視の違いについて、少しだけ解説してみたいと思います。（この分類はあくまで私の体感的な感想によるものです。学術的な確証はありませんので予めご了承ください）
霊視（空間的インスピレーション）
各占い会社や先生によって見解に多少の違いはあるかもしれませんが、ごく一般的には、霊視は「この世に存在していないものを霊眼（心眼）を使って見ること」を指して使われる言葉です。
私の場合、こめかみの辺りにスクリーンのように映像が現れることが多いです。（断片的だったり動画だったり内容は様々）目覚めた状態のまま、夢を見ている感覚……というのが一番近いかな？
そしてさらに、一口に霊視と言っても、波長の細かさによって合わせられる焦点（見えるもの）が違ってくる気がします。
霊視の種類をざっくり分けると、大体以下のような感じでしょうか。
霊感霊視
相手の気持ちや二人の未来、誰かや何かに対して向けられる想念などを見る時のモードです。
これは「現時点での状態」から見えてくるものなので、思いや行動で書き替わってしまうことが非常に多いです。
また、断片的に見えただけでその背景や理由まで瞬時に分かってしまうことも多く（霊視＋霊感）、これが「霊感霊視」とワンセットで書かれることが多い由縁なんだろうなと個人的には思っています。
前世を見るのも霊感霊視の範囲です。
【実例】
とあるお店の売り場を通りかかった時、そこに陳列されていた商品が突然キラキラ輝き始めたように見えました。（実際に輝いたわけではなく、あくまで私の中で感じたイメージです）
かなり高額の珍しい商品だったのですが、「あ、これ売れるな」と直感。その直後、私の目の前でその商品を手に取り、レジの方へ歩き出すお客さんが現れました。
チャネリング視
霊感霊視にかなり近いのですが、霊視がふんわりしたニュアンスの見え方をするのに対し、
チャネリングは「別の誰かや何かの意識を自分の中に取り込む」ような感覚になるモードです。
私の場合はタロットを展開している時にこの状態になることが多く、
突然ハアハアと息が上がってうまくしゃべれなくなってしまうこともあります……(^^;
【実例】
タロットをシャッフルしているとき、ご相談者様が最近付き合い始めた方（これから占おうとしていたお相手の方）が住んでいる街の名前が「文字として」目の前をバーンと横切り、その街の雑踏が目に浮かびました。
ご相談内容は遠距離恋愛に関するもので、どうやら彼が住むその街の名前や風景は、ご相談者様にとっても重要関心事であったようでした。
ミディアムシップ
故人との交信や、守護霊・指導霊とのコンタクトによって映像を見せて頂く時のモードです。
霊界は私たちが住んでいる物質界よりもエネルギーが高いので、映像を安定してキャッチし続けるのはなかなか難しいです。
また、こちらがコンタクトしようと働きかけても、その方からの反応が必ずあるとは限りません。
（これは電話をかけた時に似てるかな。電話をかけても、先方が出られる状態になければ通話できないのと同じ感じです）
【実例】
ある方のお父様が虫かごのようなものを持って現れ、その中には何か小さな生き物がたくさん入っていました。
金魚のようにも見えるし、ミドリガメのようにも、カタツムリのようにも見えますが、それが何なのかはハッキリとは分かりません。その方によれば「バケツに入った小さなカニ」に大いに心当たりがあったそうで、それを聞いて、ああなるほど！と私は思わずうなってしまいました（笑）
お父様はきっと、霊界から「バケツに入ったカニ」のイメージを送ってこられていたと思うのですが、私がそれを正確に受け取ることができず、「虫かごに入った小さな生き物」という形で湾曲させてしまったのですね。
うーん、霊界と通信を取るのって本当に難しいです……。
透視（物理的クレアボヤンス）
現実に存在しないものを見る霊視とは違い、透視は「物理的に存在しているものを見ること」を指す時に使われる言葉です。ただし時間はあまり関係なく、「今はないけれど過去に存在していたもの」などでも透視で見ることは可能です。
私の感覚としては、透視はかなりサイキック寄りな印象。左脳的というか、デジタルっぽい感覚を活用するイメージです。
オーラ視
一般的にはオーラリーディングを「霊視」とする分け方が多いように思うのですが、私的には、オーラは「肉眼では見えないけれど実際そこにいる人から発せられているもの」という感覚が強いので、透視に分類したいと思います。
ちなみに私はオーラ視めちゃくちゃ苦手です（笑）
オーラ視で見える未来も「今の状態から見える未来」（過去は別ですが）なので、
今を変えれば未来も変わる、という可能性は高いと感じています。
【実例】
オーラを可視化することが苦手な私には、語れる実例のようなものはほとんどないのですが……。
オーラの中に書き込まれている情報を見て、過去の出来事や未来に起こり得ること、強くインプットしてしまった感情などを読み取ることは可能なようです。
クレアボヤンス
「透視」というと、まずこのことを指すのが一般的だろうと思います。
写真を眺めるように相手の容姿や特徴を見たり、相手の行動を見たりする時に使うモードです。
私はこれも苦手なのですが、実際には透視で見えるものはかなりハッキリとした色や形として見えます。
【実例】
（これは遠隔で見た透視ではなくサイコメトリーに近いのですが、一応実例として挙げさせてください(^^;）
とある集まりでそこにあった品物を手に取った時、突然「フランスパン」の映像と「有名なパン屋さんの店構え」が目に浮かびました。
そのことを告げると、直前その品物に手を触れていた人が「この後〇〇（そのお店の名前）にフランスパンを買いに行く予定でした」と……。透視では、通常こんな風に実在するものがハッキリとした形で見えます。
他にも「赤い革の手帳と三色ボールペン」といった具合に、モノの色や形などが具体的に見えたりします。
まとめ：霊視と透視、どちらがいいの？
これもざっくりとですが、以下のことが挙げられると思います。
■ 霊視が得意な先生：
彼の気持ちの変化や二人の絆、気づいていない問題点などを見るのに最適な先生
■ 透視が得意な先生：
彼やライバルの言動パターン、近い過去～近未来までの具体的な様子を見るのに最適な先生
「彼はなぜ私を避けているの？」というのは霊視、「彼は浮気をしているの？」というのは透視、……って感じかな。
ちなみに会えるかどうか、連絡が来るかどうか、というのはズバリ未来のそのシーンが見えることって案外少なくて、「彼が連絡しようと考えている」「カレンダーの日付が光って見える」といったことで判断する場合が多い印象です。
以上、霊視と透視をいくつかの種類に分けてみましたが、実際の鑑定ではこれらを意識的に使い分けることは滅多になく、話をしながらごく自然にベストな選択でスイッチが入り、知りたい事柄にピントを合わせているように感じます。
なので「タロットにするか占星術にするか」みたいに明確な使い分けをすることはありませんが、「霊視と透視、どちらを得意としているか」というのは先生選びの大きな目安になるのではないかと思いますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね！
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