セッションの後半、亡き父が突然、私のペンダントを指差しました
※こちらの記事は前回の続きです。 英国人ミディアム、キース・ビーハン氏のセッション体験記(前編)
さて、指導霊の他にも、私にゆかりのある身内の霊がきてくれるのかどうか……
というのも気になるところですが、この日はすでに亡くなった父と母ともにコンタクトが取れました。
そしていくつか個人的なメッセージを伝えてもらったあとで、キースさんが突然、
「お父様が、あなたが今日身に付けているペンダントを指差している」と言ったのです。
(そのペンダントとは、私のHPの記事でもおなじみの、ホイッスルの形をした例のアレですw)
「そのホイッスルにはシンボルとしての意味があって、あなたの “これからの役目” を示している。
ホイッスルを吹いて運動選手のペースを作るように、あなたのペースがこれから変わってくる。
また、ホイッスルは始まりの合図でもあり、何事かのスタートを示している。とてもおめでたい象徴」
――とのことで、それは先ほどからずっと話の中にも出てきていたような、
「(今はまだあまり自分では気付いていないという)霊的成長の発展した段階への移行」
を現しているのかもしれないな、という風に感じました。
次に、亡き母が私に伝えたかったことがキースさんの口から語られました
――それから母はというと、キースさんいわく
「それがどういう意味かは分からないが、普通の人以上に長い時間を台所に立って、
あなたと一緒に作業している様子を見せてくれている」
とのことで、
「一緒にキッチンに立ったことはないのですが、もしかしたら……」
と前置きして、母がかつて料理屋を営んでいたこと、
再婚相手のDVによる恐怖から料理ができなくなったこと、
そして私の家に母をかくまっていた間、
リハビリみたいにして料理をしていたことなどをお話ししました。
おそらく母は、「私の家にいたこと」と「仕事として長時間台所に立っていたこと」
その両方を、そういう光景の中で示したかったのでしょうね。
「お母様は今、面倒を見てくれたことに心からお礼を言っている。真心からのことだと、
あなたが心優しい人だということを強調してありがとうと言っている。
これからの未来があなたの思いが叶うものであるように、向こうから手伝ってくれている」
「再婚相手は、手が早いだけでなく、人の気持ちに付け込んで
自分の都合のいいように操る性格の人だったと言っている」
とのことでしたが、
確かに殴る蹴る(包丁を投げられたり首を絞められたことも)といった暴力行為そのものよりも、
心を深く傷つける言葉の暴力や、激しいコントロール、病的な束縛の方が遥かに問題だったと思います。
体験を書籍にまとめたことについて、母はどう思っているのだろうか?
当時の私は母を守るために必死にその人と闘ったわけですが、ドタバタの離婚劇を繰り広げたあと、
母は離婚成立後わずか4日にして突然倒れ、この世を去っていきました。
実は、母はいわゆる幽体離脱や、おそらく臨死体験であろう現象など数多くの不思議体験を重ねた挙句、
自らの死を二日前に知覚し、「自分の母親(私の祖母)」に電話して別れを告げてさえいたのです。
そして残念なことに……再婚相手は母の死後半年ほど経ってから、自らの手で命を殺めてしまいました。
その一連の出来事を私はすでに電子書籍にまとめていたのですが、
本という形にして書き起こすことに対して母はどう思っているのかと質問すると、
「本に関しては心配いらない。あなたがここにきているのは向こうからの導きであり、
この本が世に出ることによって、なぜお母様が協力しようとしていたのかが分かると思います」
「それなりに将来を期待することができたかもしれないのに、怒りや不満に耽溺してしまうと
ちょっとしたことで人間は道に迷うということを、読む側にも警鐘を鳴らことになるので、書くべきだ」
「家庭内暴力など、何でもいいから手頃なものを批判の対象に求めた場合、それに自分が気付かないと
結局そのツケが自分にまわってくることがあると、このストーリーから分かります」
――キースさんはそう言いましたが、それらはまさに私がこの物語の中で強調したかったことでした。
この再婚相手に対しては、私は当時から “人の哀れ” のようなものを感じてはいたのですが、
「この男性は、今は自分のやってきたことを深く反省している」
というキースさんの言葉に安堵し、
これから生まれ直すであろう人生をしっかり生きて欲しいと願うばかりです。
※電子書籍についてはこちら↓↓の Amazon Kindle のページをごらんください。
一応完成形ではあるこの電子書籍ですが、どちらかといえば一般向けに配慮した書き方をしているため、
今後は「体験した出来事」のみでなく、今回のキースさんとのシッティングなどを通して得た情報……
つまり、「霊界に還ってから後の母本人の言葉」や、私が今までに得た霊界に対する理解などを交えて
さらに新しいものに書き換えていけたらいいなと考えています。
電子書籍は現在数多く出版されているし、
私自身もこれ以上どうやって世に出していいのかは分かりません。
元より収益を上げることなどは全く望んでいませんが、
この本が「必要としている人の手」に届きますようにと願いつつ、
あとは霊界にすべてをお任せするとしましょう(笑)
電子書籍よりは少し簡略化していますが、こちらの姉妹ブログにほぼ同内容をまとめました。
ご興味がある方にはぜひ読んで頂きたいと思います!(別ブログの記事が開きます)
幕が上がる時「本当に母が死ぬ日」:chapter1
最後に、胸にしみるキースさんの言葉
――とても長くなってしまったこの記事ですが……
最後に、キースさんのこの言葉で締めくくらせて頂きたいと思います。
「お聞きして思ったのは、自死のお子さんを持った親御さんなどのグリーフケアも 本を書くことも、
この世で必要とされるスピリチュアルな分野だと思います。
両方に同じだけ情熱を注ぐのがいいことだと思う。
あなたには(書く)才能も、天分もある。全ての資質はあなたの中にあり、
求められていることは必ず形になる。
自分のやっていることは絶対に正しい、と信じてやっていくことで形になっていきます」
キーワードは、「信念を持つこと」と「タイミングを待つ忍耐力」。
まっすぐ進むこともあれば 紆余曲折を経てなかなか思い通りにいかない時もあるけれど、
ひらひらと飛ぶ蝶の軌道のように、ゆったりと霊界のサポートを信頼して、そして諦めないこと。
――うーん……肩の力を抜いて、これからも頑張りたいと思います^^;
なぜか突然思い立って受けたこのセッションでしたが、私にとってはとても意義深いものとなりました。
キース・ビーハンさん、通訳さん、それからエルアウラ(トリニティ)編集部の皆さま、
本当にありがとうございました。このような機会を頂けたことに心から感謝いたします!
そしてここまで読んで下さった皆さま、長らくのお付き合い、誠にありがとうございました^^
ミディアムシップについて詳しく知りたい方は、こちらをご参考にどうぞ。
「天国からの手紙」~休日に読みたいおすすめスピリチュアル本6選