スピリットワールド

もしも生まれ変わるのだとしたら~父が生きてきた日々に寄せて

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亡き父の夢を見たあと、SNSの投稿画像でシンクロが……

(こちらは別ブログの過去記事からの転記です)
 

今朝、亡くなった父の夢を見ました。

「あれ?もう死んじゃったはずなのに、どうしてここにいるんだろう?」
と、夢の中の私は父に近寄りました。
するとその途端、父の姿はパッと白いジャージ姿の陸上選手風の外国人に変わり、
突然その場でストレッチを始めたではありませんか。

――その瞬間、目が覚めて 私は泣いてしまいました。
「ああ……もしかしたら、これは父の生まれ変わった来世の姿かもしれない」
 

父は、若い頃に落石事故により片足先を切断し、その後の半生を義足で生きた人なのです。
もしもこの夢が夢じゃなく、本当だったとしたら……
「今度は、思い切り走れるよね」
そう思うと、どうしても涙が止まりませんでした。
 


 

そのことをSNSに投稿したら、友人からメッセージがありました。

『私のページでは、この投稿の真上が、
ストレッチしてる画像がupされてるのに驚き!!!
見せたいワ(笑)
お父さん、間違いなく陸上選手(*^^*)!』

私の投稿と並んで表示された、誰かがストレッチしているという画像。
――神様は粋なシンクロを見せてくれるものですね(笑)
 

あちらの世界からは、時々そうしたシンクロを通して私たちにサインが送られてくることがあります。
ですから、私にはそれは「天国では思う存分身体を動かしているよ」という、
父からのメッセージのように思えて仕方がありませんでした。
 

父に付き添いながら、私も一緒に父の人生回顧の一部を見ていました

 

能面作りに生涯を費やした父は、そのアトリエに座ったまま意識をなくしました。
救急車で運ばれたものの、脳出血のため自発呼吸ができなくなり
ただ機械で呼吸をつないだまま、脳死・心停止を待つしかなく……

付き添いながら、私と妹は父の呼吸を見守っていました。
枕元で父の思い出話を……涙も、笑いも止まらず話し続けました。

――その時、父の頭がかすかに、でもはっきりと左右に揺れたのを感じました。
昏睡状態に見えても、きっとおぼろげにでも父の意識はあって、
私たちの話をずっと、ちゃんと聞いていたのでしょうね。
父は、その場にいた私たち姉妹にそれを知らせたかったのだと思います。
 


 

その晩 病院の面会ロビーに泊まり込んだ私が眠れぬままようやくうとうとしかけた頃、
眼前に父のビジョンがはっきりと浮かびました。
いつも通りの父……それから、例の落石事故に遭う直前(25歳頃)の父。
そして、たった今生まれたてホヤホヤの、赤ちゃんのときの父。

その後、サーモンピンクの大きな渦があちらからグルグルとやってきて、
私はその中に一緒に飲み込まれてしまいました。

(あとで知ったのですが、このときの一連の現象は「臨死共有体験」というのだそうですね。
それまで私は「臨死体験は時系列に沿って進んでいくもの」だと思っていたので、驚きました。
でも、あれはどう考えても、現在から出生時~子宮に遡っていく流れのようにしか思えませんでした)
 

そのまま眠りに落ち、一時間ほどしたでしょうか?
突然、頭の中ではっきりと、(なぜか)妹の声がしました。
「もうずいぶん目的を達成して、自然分娩ができてしまったので」

ハッと目覚めた瞬間、時計を見ました。――3時59分。
その時、それまで規則的に聞こえていた父の心拍数モニターの音が、
まるで切り替わったかのように突然乱れ始めました。

「まだ、まだ待っててね。まだ逝かないでね。せめてみんなが集まるまで」
 
 

そして父は天国へと旅立っていきました……

 

「昨夜は4時頃から容体が急激に悪化し、瞳孔も開きました。残念ですが、覚悟していてください」
医師に言われて、ああやっぱり……とすぐに納得しました。
明け方に響いたあの妹の声は、きっと父の最後のお別れだったのですね。

そこで父本人の声じゃなく、まして旅立ちとは逆の「出生」の表現を使うのが
何ともおとぼけな父らしいメッセージだな、と思いました。
 

様々な点滴によってかろうじて生命をつないではいたものの、
血圧はもうモニターでは感知できなくなり、
親しかった親族全員に見守られる中、父は静かにその心臓の動きを止めました。
 


 

若かりし頃、落石事故によって片足のかかとから先を切断した父は、
それから走ることはおろか、歩くこともままならず不自由な生活を送りました。
その当時、父が入院していた病院で、父と母は出会いました。

皮肉なことに、父にとってはその事故が「母とめぐり逢うための仕掛け」だったのですね。
やがて離婚してしまった両親ですが、
父の死の二日前から、先に亡くなった母は私の夢に現れてきていました。
それと時を同じくして、落ちていたタロットカードも父の旅立ちを暗示してくれていました。
 

 

人生を襲う困難な出来事は、生まれる前に自分自身で設定してくるのだといいます。
父は不自由な身体になることを選び、そこから何を学びたかったのでしょうか……

「もうずいぶん目的を達成した」
あの明け方のメッセージが、私の心を優しく満たします。
今、再び自由に歩いたり走ったりできる身体に戻り、父はきっと喜んでいることでしょうね。
 

最後にもう一つ、おまけのシンクロが(笑)

 

この記事を書いた日の夜、23時台のYahooニュースのトップにこんな文字を見つけました。


 

義足選手って……もう……何というか、そのまんまじゃないの~!!
そんな言葉って普段はあまり見たり聞いたりしないもんね。これ、やっぱりシンクロなんだろうな(笑)

「次に生まれてくるときは、きっとスポーツ選手になれるほどの肉体をまとってくるよ」
――そんな父の声がどこからか聞こえてくるような気がします。

(でも、いくらシンクロでも殺人未遂ってのはちょっといただけないよね……^^;)

 

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夕貴

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占い鑑定士&ライター。
英国流近代スピリチュアリズムを学びつつ、肩肘張らない暮らしの中のスピリチュアルを実践中。
エンタメ化された現代の占いやスピリチュアル系ビジネスの流行に辟易し、ほぼアウトサイダーのような日々を送っています。

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