自己啓発

コロンブスの卵、あなたは実践できる?反対するより行動する方が難しい



 

「場違いな中で先頭を切る」ことは子供にとっても難しい

 
私が子供の頃、両親に連れられて遠い親類の集まりに参加したことがありました。
当時はホームカラオケが全盛の時代。……年代がバレますね(笑)
どの家庭にもごく普通にホームカラオケセットというものがあり、
お酒が入ってご機嫌になった叔父さんたちは、ノリノリでカラオケを歌い始めました。
 

大人達が一通り歌い終わったあと、今度は子供達の方にもマイクが回されてきたのですが、
みんなモジモジしながら、「え~、やだー……歌わなくていいよ~」と顔をそむけるばかり。
普段めったに顔を合わせないような遠い集まりですから、子供達の間にも微妙な空気が流れ、
楽しく歌を歌って場を共有するようなムードにはならなかったんですね。

たとえ親類の集まりであっても、やんちゃ盛りの子供達ばかりが顔を揃えていても、
どこかぎこちない場の空気って、やっぱり子供は敏感に感じるものなんですよね。
 

集まりの席画像
 

そんな時、「ぼく、歌う!」と一人の男の子が勇んで立ち上がり、
ドラえもんのテーマを選んで元気よく歌い始めたのです。
そこにいた子供達一同、私と同じようにホッと胸をなで下ろしていたと思います。

その子は子供達の中で最年少だったので、あまり場の空気を気にしなかったのかもしれません。
ともかく先陣は切られ、大人たちは上機嫌でヤンヤの大喝采を彼に送りました。
 

「同じ土俵に立つ」ことをせずに人を笑うべからず、と知った日

 

――が、その男の子……こう言っては何ですが、歌が天才的にへたっぴでした^^;
彼が歌い始めたとたん、子供達はみんな笑いをこらえるのに必死!
まるで狙ってボケをかましているかのような、絶妙な下手さ加減だったんです。

別にその子をバカにするつもりは毛頭ありませんでしたが、
「張りつめていた緊張感がほどけた反動」と、子供なりの正直さから、
私たちはみんな、お腹を抱えて笑いをかみ殺していました。
 

と、そこへ親類の筆頭格である恐~い叔父さんの一喝が!
「歌ってもいないお前らは〇〇のことを笑っちゃいかん!」

哀れ子供達、一気にシーンとなってしまいました……(T_T)
言われてみれば確かにその通りですが、それは子供にとっては結構きついお叱りだったと思います。
 

 

反対のための反対を唱えるより、具体策を出して反論できる人になろう

 
とはいえそれ以来、ずっと私はその言葉を自分自身への教訓にしています。
みんなの先陣を切った彼はむしろ称えられるべきであり、決して笑われるべきではないということ。
後になって「コロンブスの卵」という言葉に出会いましたが、まさにその通りだなと思いました。
 

コロンブスのたまご【コロンブスの卵】

〔アメリカ大陸の発見はだれでもできることだと批判する人々に対して、コロンブスは卵を立てることを試みさせ、だれにもできないのを見て、卵の尻をつぶして立ててみせたという逸話から〕
一見簡単そうなことでも、初めて行うのは難しいというたとえ。

  大辞林 第三版の解説/コトバンク・デジタル大辞泉より

 

自分が行動すらしていないのであれば、行動している人のことをあれこれ言う資格はない。

 
――残念ながら、大人になってもそれが出来ない人の方がずっと多い気もしています。
ネットやSNSなどで人の言葉に文句をつけるだけの人々、会議で反対意見ばかりを述べる人々……
そういう人々を見かけるたびに、私はこう問いかけたくなります。

「じゃあ、あなたはどうしたいの?」
「そう思うなら、なぜ行動しないの?」
 

世の中にあるトラブルのうち、こうしたことを意識すれば減らせるものはきっと多いはず。
意見や思いの違いは当然あって構いませんが、相手のやり方に物申すのであれば、
こちらもそれなりの意見を出して同じ土俵に上がるべきでしょう。

何か問題が起きたときなど、よく犯人探しや原因追及が行われたりしますが、
そうやって責任のなすりつけ合いに終始することに、一体何の意味があるのでしょうか?
それよりも「今、この場で出来る対策を考える」方がよっぽど建設的だとは思いませんか?
ただ批判するだけでは何も変わりません。より良い方法を目指して話し合うべきなのです。
 

卵画像
 

OL時代、私はこの犯人探しというのに飽き飽きしていて、そのたびに上司とケンカになりました(笑)
つまりそれくらい、世の中には当たり前のようにこんな無意味な行為がまかり通っているのですね。

「自分を安全な場所に置きたい」という個人としてのちっぽけなプライドよりも、
率先して人々のために立ち上がることを選ぶ人間でありたいものです。
もちろん私自身、今でもなかなか難しいと感じる場面はたくさんありますが……。
 

ただただ不満を抱えて堂々巡りしたまま、現状に甘んじているだけの人生なんて耐えられない。
たとえ一進一退でも、今よりほんの少しでも高みを目指して進んで行けたらいい。

「コロンブスの卵」の逸話は、そんな私にとってかけがえのない指針となっています(^_^)
 

 
     

夕貴

夕貴

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占い鑑定士&ライター。
英国流近代スピリチュアリズムを学びつつ、肩肘張らない暮らしの中のスピリチュアルを実践中。
エンタメ化された現代の占いやスピリチュアル系ビジネスの流行に辟易し、ほぼアウトサイダーのような日々を送っています。

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