動く時は動く、を実感させられたここ最近の流れ
2020年末の水瓶座グレートコンジャンクション以降、私の身辺は激変してしまいました。
およそ半年前までは全く考えてもいなかった「自分の事務所を設立する」というアクション。
まあ事務所といっても片田舎の小さな占いルーム……実際そんな大層なものでもないんですが、
とはいえ一匹狼タイプの流れ者の私が得た安住の地(?)、というわけで
ここまでを振り返ってみるとなかなか感慨深いものはあります。
さて、そんな事務所のオープニング期間中にちょっとびっくりするようなことがありました。
もうずっと以前にコンビを組んでいたことがある作曲仲間から、
「今年発売の某演歌歌手のCDのカップリング曲に、夕貴さんの歌詞が起用されました」
という知らせを受けたのです。
うーん同時多発的というか、物事って「動く時は動く」ものですね~。
――が、実はこの歌詞、もう約30年ほども昔に書いたものなんですよ……。
今となっては、書いたことすら自分でもすっかり忘れていたこの作品。
一体全体、どうしてそんな展開になったのでしょうか???
作曲担当氏の努力が実った結果のCD化
実はまだ10代の頃、一時期私は作詞家を目指していたことがありました。
その当時は作詞家になろう!っていうのが何となくブームだったんですよね(笑)
なので同じく作曲家を目指していた人とコンビを組んで、レコード会社などに売り込みをしていました。
(といっても私はただ歌詞を付けるだけで、売り込みはほぼ全部その人がやってくれていましたが)
ただやっぱりCD化の壁は厚く、1曲だけタレントのプロモーションビデオのBGMに起用されたものの
私にはプロの作詞家なんて無理だと、結局そのうち夢を諦めてしまいました。
考えてみたら、私は音楽なんて全然好きでも何でもなかったんですよね。
流行に乗っていただけなのと、実は音楽ではなく「書くこと」が好きなんだってことに気付いたのです。
そんな訳で、私自身は作詞を早々に辞めてしまったのですが、
コンビ相手の作曲担当氏は、その後もずっとコツコツと売り込み活動を続けていたんですね。
それって本当にすごいことだと思います。彼の曲は何度かCD化もされています。
今回の件は、彼が音楽プロダクションに持ち込んでいた過去の作品の中から、
私と合作したものがたまたま起用され、日の目を見たということのようでした。
数年前には別の曲も預かりCD化候補になっていましたが、こっちが先にCD化というのは驚きました。
「強く願えば叶う」とは言うけれど……
で、よく「強く願えば叶う」なんて言われるのを耳にしたりもしますけど、
確かに当時の私は真剣に自分の作品のCD化を願っていたはずです。
それが叶ったと言えば確かにそうかもしれないけれど、でもでも、まさかの30年越しですよ?
いくら何でもちょっとタイムラグあり過ぎだよな~とは思いましたが(笑)
作曲担当氏の努力の結果、とはいえ私にとってはとうの昔に諦めていた夢。
今は時々頼まれて同人即売会用CDの詞を書く程度で、もうすっかりそんな夢も忘れ去っていました。
(昨今ではCDも個人で比較的簡単に作れるようになりましたよね、いい時代です…)
当時は高すぎたハードルも、時が経ち 自分の中でもすっかり肩の力が抜け落ちた今頃になって
「蒔いた種を刈り取る」準備が整ったということなのでしょうかね。
強く発した真剣すぎる願いは、それが叶えられなければ悔恨を残しカルマを作ってしまいます。
どうやら私の人生も後半戦に突入し、生きてきた中で作ったカルマを回収しにかかっているようです。
考えてみれば、個人事務所の設立も「どこに所属しても結局はみ出し者になってしまう」私が
それでも誰かのために自分を役立てたいと願い、身の置き所を探して辿り着いた結果だと思います。
水瓶座グレートコンジャンクションというこのタイミングで、私の人生の帳尻合わせが行われている……
そんなことをふと考えさせられた、ここしばらくの間の出来事でした。