ミディアムシップ個人セッションの練習中に出てきたおばあちゃまの霊

 
占い以外に、今も現在進行形でミディアムシップを絶賛勉強中（笑）の私ですが、
先日、とても感心する出来事があったので、こちらでもぜひシェアさせて頂きたいと思います！
 

あるとき、私が学ばせて頂いているミディアムシップクラスの授業の中で、
「クライアント役の方の先祖霊を霊視し、メッセージを受け取る練習」をすることになりました。

私がスピリットからメッセージを受け取る番になり、意識を集中していると……
何やら柔和なお顔つきの可愛らしいおばあちゃまが、大事そうに両手で何かを抱えて現れました。
最初は洗面器のようにも見えたのですが、それがだんだんつるで編んだかごのようなものに変わり、
かごの縁からは美味しそうな黄金色のフランスパンがにょきっとはみ出していました。
 

現れたおばあちゃまは、ニコニコとそのフランスパンを私たちの前に差し出しています。
「？？？？？？」
――たいていの場合、そうしたものは何らかのメッセージに関わっているのですが、
その時はさすがに、一瞬そのフランスパンの意味がよくわかりませんでした。
 

スピリットに意識を合わせると、だんだんメッセージの意図が伝わってきました

 
スピリットが言わんとしている「具体的なメッセージ」を受け取るのが上手な方もいる一方で、
私はどうも抽象的なイメージばかりを受け取ってしまい、こんな風に解釈に困ることも多いのです。
 

で、さらにその意味を理解しようと集中していると、突然
「目の前に座っているこの方は、もうすでに完成品のパンなんだ！」
という思いが頭の中に飛び込んできました。
するとその瞬間、おばあちゃまが嬉しそうに私にそのパンを見せびらかすではありませんか（笑）
 

小麦の穂でもない、小麦粉でもない、パン職人がこねているパンの生地でもない。
あなたはもうすでに焼き上がっている完成品のパン。
それを使って人々の心も飢えも満たすことができる。
そして、こうやってかごに入れて持ち運びできる状態にだってある……。
 

メッセージの意味がわかったとき、私は「すごいなあ」と半ば感動しながらそれを伝えました。
こうやって霊界のご先祖様も大喜びしてくれているのだから、この方はきっと
教室の中で学んでいるだけにとどまらず、これからどんどん外に出ていくことになるんだろうな、と。
 

「霊界ってすごい！」実習後の答え合わせでさらに感動してしまった私

 
実習のあと、現れた霊がクライアント役の方のどんなお身内に当たるのか、
また、伝えられたメッセージに心当たりがあるかどうか、などの答え合わせが行われました。
 

私の相手役になってくださった方は、私がメッセージを伝えている最中、しきりに
「へー、面白い」「面白いな～」
などとつぶやいていたのですが、答え合わせのときにようやくその理由がわかりました。

まず、現れたのはこの方の祖母に当たる方であること、そしてメッセージの内容については、
「この前、〇〇先生にもまったく同じことを言われたんだけど」
と前置きして、そのときの様子を話してくれました。
 

何と、以前にはこの方のおじいちゃま、つまりさっきのおばあちゃまの配偶者に当たる方が、
パンではなく「お米」を持って現れていたのだそうです！
そしてさっきのメッセージと同じように、
「あなたは実った稲穂ではなく、精米されたお米であり、人々の飢えを癒すことができる」
という意味のことを伝えられたそう。本当に、そっくり同じ内容です。
 

もちろん私はそんな一件があったことなど全く知らず、受け取ったものをそのまま伝えただけ。
しかもこのおじいちゃんはお米が好きで、おばあちゃんはパン好きなんだとか（笑）
それを知っているのは、当然この方だけ。
だからこそ、霊界からのメッセージが「本物」だと強く実感できるというものです。

「きっと、パンの話をすれば、私には何のことだかちゃんとわかると思ったんだろうね」
とその方は言っていましたが、種明かしをされた瞬間、私は思わず
「霊界すごい！！！」と叫んでしまいました（笑）

うーん……まるで昔話の西洋版と日本版のようなオチ！見事としか言いようがありませんね。
いや～、霊界のナイスな連係プレーぶりには本当にびっくりです！
 

私たちを温かく見守ってくれている霊界のスピリットたち

 
こうした出来事に遭遇するたび、確かに霊界というのは未知の世界には違いないけれど、
先にあちらに帰った人々は案外ずっと同じキャラクターのままで、
そして霊界には私たちが考えるより、もっとずっと
「寸分の狂いなく計算された法則」があるのだろうな、と思わずにはいられなくなります。
 

そうやって私たちに奇跡を感じさせ、霊界というものの存在を教えてくれるスピリットたち。
強いご縁により家族や親族として生まれ合わせたご先祖様たちは、きっとあちらの世界から
いつも私たちを温かく見守ってくれているんだろうな、という気がした今回の一件でした。