Spirit world

タロットが教えてくれた父の旅立ち

どうしてこんな所に?床に落ちていた愚者のカード

 
ある日、リビングの床にタロットカードが一枚落ちていました。
数日前占いをした後、きちんとしまったはずなのに……それもなぜそんな所に?と少々びっくり。
――その時落ちていたのは、「愚者」のカードでした。
 


◆愚者のカード

「愚者」はとても特別なカードです。 タロットの大アルカナには全部、1~21までの数字が割り振られているのですが、
愚者にだけは“0”という 数とも言えない数が付けられています。

「愚者」は、人生の旅をはじめるわたしたちすべてを象徴しています。(中略)
この旅のはじまりにおいて「愚者」は、生まれたての赤ん坊のようなものです。
 LEARNING THE TAROT ジョアン・バニング/著 伊泉龍一/訳 駒草出版

 
赤ちゃんのような純粋無垢な魂。
新しい段階に入る、旅に出かける。
解放された感覚と喜びの中を……
心配と恐れを手放し、守られ 愛されていると感じる。

――それが、愚者のカードに描かれている象徴。

その時は全く気付かなかったけれど、
父がもうすぐ天へと還ることを、このカードは知らせていたのですね。
 

二日後、父は脳出血で倒れ そのまま帰らぬ人となりました

 
カードが落ちていた日から、二日後のこと……
能面師でもあった父は、能面の制作中に脳出血で倒れ 
そのまま意識を取り戻すことなく旅立っていきました。
 


 

愚者のカードが象徴する「純粋無垢な魂」や「魂の解放と旅立ち」とはつまり、
天に召される時の『父の魂の喜び』を表わしていたのではないか?と私は思っています。
片足先を落石事故によって切断し、生涯ギプスをはめたまま、走ることが出来なかった父。
死によって不自由な肉体から解放されることは、待ち望んでいた無上の喜びだったに違いありません。

実はこの時は、命の火が消えゆく父と一緒に、私も
父の人生回顧(走馬灯のように人生を振り返ること)の一部を見ていました。
――これはレイモンド・ムーディ博士が言うところの、「臨死共有体験」と呼ばれるものだそうです。
 

父のお葬式の日、家に戻ると 
父が可愛がっていた犬のハチも、帰らぬ姿になって横たわっていました。
 
愚者のカードに描かれた人物の足元には、白い犬が付き添っています。
父が天に召されること、そして天国に昇る父の足元には
「白い犬のハチ」が付き添っていてくれること。
あの愚者のカードは、そのことを示唆してくれていたのですね。
 
ハチは、父に連れ添って一緒に天国へ昇ってくれるんだなぁ……
――そう思うと、すごくすごくホッとします。
 


 

今思えば、父の旅立ちの「お知らせ」は、私にも妹にもたくさん訪れていました。
この愚者のカードも、そんな中のひとつ。
こうした出来事の一つ一つが、とても大切なメッセージとなって
私の「これから」を指し示してくれているような気がするのです。

父の娘に生まれて、本当に良かったと思います。
あちらで再会するその日まで、ほんの少しのさよならを……。
 

※この記事を書いてからだいぶ時間が経ったのですが、
先日 父が霊界から私の元へやってきてくれたという出来事がありました。
良かったら、ぜひこちらもお読みください^^
 

 

夕貴

夕貴

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占い鑑定士&ライター。
英国流近代スピリチュアリズムを学びつつ、肩肘張らない暮らしの中のスピリチュアルを実践中。
エンタメ化された現代の占いやスピリチュアル系ビジネスの流行に辟易し、ほぼアウトサイダーのような日々を送っています。

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